トラックソーク・レザーブーツ
ハンドラスティング製法
スニーカー同様、「軽く、屈曲性に富み、通気性に優れる」というコンセプトを貫きました。
そのために、アッパー材には柔らかなクラストレザー、アウトソールには屈曲性と軽さに優れた発泡ラバー、ライニングには通気性抜群のピッグスキンT/C(ナイロン生地)、そしてインソールには、ハーフタイプの衝撃吸収材を搭載いたしました。
製法は、軽量であること、そして屈曲性に最適なセメント製法を採用することとしました。
また柔らかなクラストレザーのアッパーを吊り込む(ラスティング)際、機械ではどうしても強く引き込んでしまうため、靴のシェイプが崩れてしまう恐れがあります。
それを避けるためには、1足1足アッパー革の個性を確認しつつ、ハンド・ラスティングで調整しながら吊り込むことが必要となります。
もちろん機械で吊り込むほうがコスト的には安価であるのですが、私たちにとっては、それ以上に靴のシェイプを保つことが重要と考え、ハンド・ラスティングにこだわることにしました。
こうしたもうひと手間をかけた靴が、多くの人に喜んでいただけるものになることを願ってやみません。